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閉校する小学校で最後の卒業式 143年の歴史に幕 秋田 鹿角
2019年3月15日 21時44分

今月末で閉校する秋田県鹿角市の小学校で最後の卒業式が行われ、卒業生の男子児童1人が慣れ親しんだ学びやに別れを告げました。

秋田県鹿角市にある草木小学校は少子化による児童数の減少から同じ市内にある別の小学校に統合されるため、今月末で閉校し、143年の歴史に幕を閉じます。

15日は最後の卒業式が行われ、卒業生の大森舜弥くんが、在校生や保護者が見守る中、会場に入場しました。式が始まると、大森くんが壇上に上がり、成田勇信校長から卒業証書を受け取りました。そして成田校長が「草木小学校の最後の年のたった1人の卒業生としてよく頑張りました。勇気と自信を持って自分らしく輝いてください」とはなむけのことばを贈り、卒業を祝いました。

続いて25人の在校生が一緒に学んだ思い出や励ましのことばを贈ると、大森くんは「いつも一緒に頑張ってくれた在校生の皆さん、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えました。

最後に全員で校歌を歌ったあと、大森くんは大きな拍手を受けて会場をあとにし、学びやに別れを告げました。

大森くんは「6年間頑張って、卒業証書をもらえてうれしい。中学校では友達をたくさん作り、勉強を頑張りたいです」と話していました。

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