2019年3月14日 18時15分
仮想通貨を扱っている会社のサーバーにサイバー攻撃をして、およそ1500万円分の仮想通貨を引き出したとして、18歳の少年が書類送検されました。引き出した仮想通貨でスマートフォンなどを購入していたということで、警視庁が調べています。

書類送検されたのは宇都宮市に住む18歳の少年です。

警視庁によりますと、去年8月から9月にかけて、仮想通貨の1つのモナコインを扱っている会社のサーバーにサイバー攻撃を加えて、およそ1500万円分相当のコインを引き出したとして、電子計算機使用詐欺などの疑いが持たれています。

コインはおよそ7000人の顧客が預けていたもので、少年は引き出したコインの一部を使ってスマートフォンなどを購入していたということです。

警視庁によりますと、「悪いことだと分かっていたがゲーム感覚でやってしまった」などと話しているということで、詳しいいきさつを調べています。

被害者「技術を社会に役立ててほしかった」
およそ8万円分のモナコインが勝手に引き出されたまま戻ってきていないという30代の男性は、ふだんから飲食店を利用する際などに仮想通貨を使っていたということです。

男性は「とても悔しいし悲しい。こういう事件を起こすのではなく、社会に役立つように技術を使ってほしかった」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190314/k10011848381000.html