>>205
多民族の共存がうまくいったとは、多言語地帯で平和が保たれたことを指す。
いくらででもあるだろう。
有史以降でわかりやすくは、ペルシャ帝国、ローマ帝国、漢帝国、隋唐など。
共通点は、法の支配が各民族に平等に及んだこと。
そして、宗教的価値観や民族固有の価値観が、法より下位にあったこと。

宗教的価値観や民族固有の価値観が、法より上位になる共同体では、多民族の平和共存は難しい。
明文化されないルールやマナーは、部外者にはわからないから、お互いにストレスをため、いずれ爆発する。

また、ムラ的な共同体においては、異物の排除と成員の純化に向かうが、
共同体の主流派すら村八分の恐怖と隣り合わせの生活になる。