国の改正健康増進法より厳しくした兵庫県の改正受動喫煙防止条例が18日、県議会で全会一致で可決され、成立した。

 たばこの健康被害が大きい子どもと妊婦がいる場所では、家庭内でも全面禁煙にする。罰則は設けない。7月から段階的に施行し、2020年4月に全面施行する。

 条例は、自宅内や自家用車内の私的空間でも、20歳未満の未成年や妊婦と一緒にいる場合は禁煙を努力義務に規定。罰則はないが妊婦の喫煙も禁じた。

 保育施設や小中高校、病院、児童福祉施設は喫煙所の設置を認めず、敷地周辺も禁煙にした。客席面積100平方メートル以下の飲食店は喫煙を認めるが、未成年と妊婦の立ち入りは禁止されている旨を入り口に表示するよう義務付けた。 

2019年3月18日 17時3分
時事通信社
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