2018年12月18日、ロシア極東カムチャツカ半島の沿岸に近いベーリング海上空で、火球による強力な爆発が発生していた。米航空宇宙局(NASA)の地球近傍天体観測プログラムでプログラムマネージャーを務めているケリー・ファスト博士の話として、英BBC(電子版)が伝えている。

ファスト博士によると、爆発を記録したのは日本の気象衛星ひまわり。ひまわりが「煙でできたほぼ垂直の流星飛跡を捉え、隕石は大気の中へ非常に急な角度で突入した」としている。

火球は秒速32キロのスピードで地球の大気を通過し、地表から25.6キロの高さの上空で爆発。BBCの指摘によると、爆発の威力は173キロトンに上り、これは広島に投下された原子爆弾による爆発と比べて10倍強力なものだという。

ファスト博士の話では、今回の火球による爆発は、ロシア・ウラル地方のチェバルクリ湖に落下した「チェリャビンスク隕石」に次いで、最近の30年間で2番目の威力だったものの、海の上空で起きたため、気づかれないままだったという。

2019年03月19日 07:54
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