3/19(火) 11:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190319-00000012-it_nlab-life

 よく、日本語は難しい、といわれます。その理由はいくつか考えられますが、一因として、漢字・ひらがな・カタカナの併用が挙げられるでしょう。

ところで、「意味」を表す漢字はともかく、同じ「音」を表すひらがなとカタカナという2種類の仮名が存在するのはなぜなのでしょう?

仮名が誕生する前は漢字のみだった

 そもそも、かつての日本には漢字しか文字がありませんでした。ですから日本語は当初、全て漢文で書かれていたのです。

 ところが当然、これはひどく難易度の高いことでした。そこでやがて、一音一音を漢字の読みを借りてきて表すようになりました。これを万葉仮名といいます。現代風にいえば、「よろしく」を「夜露死苦」と書くようなものです。

 しかし、これにもまた問題点がありました。画数が多くて、書くのが大変なのです。そこで、字形を省略しようという発想が生まれました。それが、ひらがなとカタカナです。
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万葉仮名を「くずして」書いた、ひらがな

 奈良時代には、万葉仮名をくずして草書で書いたものが見られるようになりました。これがひらがなの起こりです。平安時代初期には、いまの形のひらがなが誕生しました。

 当初は、漢字をくずしたものという観点もあってか、正式な文字ではなく仮の文字であって、おおっぴらに使うものではないという考えがあったようです。

 特に女性が多く使ったとされていて、例えば『土佐日記』の文頭「をとこもすなる日記といふものを をんなもしてみむとてするなり」に実態がよく表れています

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