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タクシン派、第1党の見通し=過半数届かず連立交渉焦点−タイ総選挙
2019年03月24日19時29分

24日、バンコクでタイ総選挙の投票後、記者団の取材に応じるタイ貢献党のスダラット元保健相
 【バンコク時事】2014年のクーデター後から軍事政権が続くタイで24日、民政復帰に向けた総選挙(下院定数500)が行われた。公共放送PBSが事前調査などを基に伝えたところでは、軍政と対立するタクシン元首相派のタイ貢献党が163議席前後で第1党となる見通しとなった。

 プラユット暫定首相(65)の続投を目指す親軍政の国民国家の力党が第2党で、親軍政とも反軍政とも距離を置く民主党は第3党にとどまる公算。いずれも過半数には届かず、政局の焦点は次期首相選出を視野に入れた連立交渉に移る。