ケージ内は恋の季節―。池田動物園(岡山市北区京山)でフラミンゴが繁殖期を迎えた。2羽が時折長い首を曲げ、くちばしをぶつけて「ハート模様」を描く姿が話題を呼んでいる。

 ベニイロフラミンゴなど3種約80羽。2月ごろから体の朱やピンク色が鮮やかさを増し、首を伸ばして左右に振ったり、羽を大きく広げておじぎしたりして求愛している。その中で現れるハート模様は、実は求愛とは関係なく、性別を問わず他者と“小競り合い”になったときの偶然の産物。「雌雄ともピリピリして縄張りに近寄られるのを嫌がる繁殖期に見られやすい」(同園)という。

 同園は、人工の巣や疑似卵を設置するなど繁殖ムードの盛り上げに努めている。早ければ今月末からの産卵に期待している。

https://www.sanyonews.jp/article/883079
繁殖期を迎えたフラミンゴ。くちばしをぶつけて「ハート模様」を描く瞬間も=池田動物園

2019年03月25日 10時28分
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