京都大学は、所属する男性教授が3年前に発表した熊本地震に関する論文で、データの改ざんや盗用があったと発表しました。

【京都大学・潮見佳男 副学長】「心よりお詫び申し上げます」

京都大学によると、不正があったのは理学研究科の林愛明教授が3年前に発表した、熊本地震の断層の破壊が阿蘇山のマグマだまりによって止められたとする論文です。

この論文については不正があるとの通報があり、大学が調査を行っていました。

京都大学は結論を導き出すために重要な6つの図のうち4つで、あわせて10ヵ所の改ざんや盗用があったと認定し、林教授に論文の撤回を勧告するとともに今後処分する方針です。

林教授は「単純ミスだった」と図表の誤りを認めていますが、「結論は間違っていない」と話しているということです。

関西テレビ 3/27(水) 1:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-01442114-kantelev-l26