航空自衛隊三沢基地(青森県)に26日、12機の最新鋭ステルス戦闘機F35で構成する新生302飛行隊が発足した。

 隊員約80人で、飛行隊長は中野義人2等空佐(41)。順次F35を増やし約20機体制にする。

 空自によると、式典ではF35がT4とともに展示された。旧302飛行隊の部隊マーク「オジロワシ」は何らかの形で引き継がれるという。
 
 防衛省によると、三沢基地配備のF2戦闘機の飛行隊は2020年3月までに百里基地(茨城県)に移駐。入れ替わる形で20年度中に同基地の301飛行隊は三沢基地に移って新たなF35の部隊となる。三沢のF35は最終的に2個飛行隊の約40機体制となる。

 ◇E2D、日本到着
 一方、これとは別に三沢基地に新たに配備される最新鋭の早期警戒機E2D(約260億円)が日本に到着。政府関係者によると現在、製造会社の米ノースロップ・グラマン社と米軍が機体を点検中で、近く三沢基地で空自に引き渡される。E2Dは三沢基地での訓練を経て、頻繁に飛来する中国軍機などへの対処に当たっている那覇基地(沖縄県)のE2Cと入れ替わる。

 防衛省は将来、戦闘機や巡航ミサイルなどの探知情報を共有する共同交戦能力(CEC)システムをE2Dと海上自衛隊の「まや」型イージスに装備する方針だ(時事通信社編集委員 不動尚史)。 

3/26(火) 23:11配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190326-00000156-jij-soci
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F35で構成する新生302飛行隊の編成式典=2019年3月26日 三沢基地(青森県) 〔航空自衛隊提供〕
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