https://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN1R82GO?feedType=RSS&;feedName=special20

ビジネス
2019年3月27日 / 22:05 / 20分前更新
NZドル大幅安、中銀がハト派色打ち出す=NY市場
Reuters Staff
[ニューヨーク 27日 ロイター] - ニューヨーク外為市場は、ニュージーランド(NZ)ドルが対ドルで7週間ぶりの大幅安となった。NZ準備銀行(中央銀行)が次は利下げの可能性が高いと表明、世界成長鈍化に直面する中で新たにハト派色を打ち出した。

NZドルNZD=は1.46%安の0.6804米ドル。豪ドルAUD=もつられて0.67%値下がりした。

NZ中銀は、景気見通しの下振れリスクが増したため、次の政策変更は利下げの可能性が高いとの見方を示した。中銀は前月に示した見通しで2021年序盤の利上げを示唆していた。

ジェフリーズの為替部門世界責任者は「NZ中銀は、米連邦準備理事会(FRB)に追随してハト派入りした。FRBの動きに逆行したいと考える中銀はほとんど存在しないことが次第に明らかになってきた」と話す。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、必要なら利上げをさらに遅らせる用意があると述べた。 ユーロは対ドルEUR=で0.04%下落した。

リスク選好意欲はなお脆弱だが、他の主要外為市場は静かな取引となった。

世界成長動向の手掛かりを得ようと、週内から来週初めにかけて公表される米国や中国、欧州連合(EU)の購買担当者景気指数(PMI)指標が注目されそうだ。

マッコーリーのグローバル金利・外為ストラテジストはPMIについて、欧州と米国が弱くなったり、幾分弱い内容となる可能性を指摘。中国については、3月に企業センチメント面で改善したことを示す一部の社内調査結果があるとして、前向きなサプライズとなる公算があると予想した。
(リンク先に続きあり)