30日未明、山形市の国道で、道路を歩いて横断していたフィリピン人の女性2人が走ってきた乗用車にはねられ、1人が死亡、もう1人も意識不明の重体となっています。
30日午前2時半すぎ、山形市十日町3丁目の国道で、仕事から帰宅する途中だったフィリピン国籍の接客業従業員、イノウエ・コリン・グレース・コナーさん(33)とコンノ・クイニー・ドゥマスさん(30)の2人が道路を歩いて横断していたところ、走ってきた普通乗用車にはねられました。
この事故でイノウエさんは全身を強く打って死亡し、コンノさんも頭などを打って意識不明の重体となり病院で手当てを受けています。
警察は、乗用車を運転していた山形市小白川町の大場堅也容疑者(35)を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。
調べに対し大場容疑者は「前をよく見ていなかった」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、女性2人は信号や横断歩道のない場所で道路を横断していましたが、現場は片側1車線の直線の道路で見通しがいいということで、警察は事故の詳しい状況を調べています。

03月30日 08時49分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190330/6020003303.html