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長崎で旧型路面電車が引退
大正・昭和に製造の3両
2019/3/30 18:58
©一般社団法人共同通信社

 仙台市や神奈川県などで活躍した後に長崎市の長崎電気軌道で走ってきた、1920〜50年代製造の路面電車3両が30日、ラストランを終えて引退した。多くの市民や鉄道ファンらが動画や写真を撮りながら、別れを惜しんだ。

 長崎で“第二の人生”を送った3両は午後2時ごろ、車庫を出発。JR長崎駅前で人々を乗せ、車庫へ運んだ。佐賀県鳥栖市から訪れた大学生の本野昭登さん(19)は、走りを映像に残した。「長年現役を務めたのはすごい。引退は寂しいが、最後の運行を見ることができてうれしかった」と名残惜しそうだった。