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バイデン氏に「セクハラ」非難=続く告発、擁護の声も−米大統領選
2019年04月02日14時10分


女性の肩に両手をかける当時のバイデン米副大統領(左奥)=2015年2月、ワシントン(AFP時事)
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 【ワシントン時事】2020年米大統領選への出馬に意欲を見せる民主党のバイデン前副大統領に対し、セクハラを受けたという告発が続いている。女性が性被害を訴える「#MeToo(私も)」運動が盛んな中、スキンシップを重視する同氏のスタイルに厳しい視線が注がれている。

 ネバダ州の女性は先週、数年前の選挙集会でバイデン氏から後頭部にキスされたと告発。「ぞっとした。一刻も早くその場を離れたかった」と語った。バイデン氏は「敬意をもって耳を傾ける。私の本意ではなかった」と釈明に追われた。
 1日にはコネティカット州の別の女性も「私の顔を引き寄せて、鼻と鼻をこすり合わせた」と「不適切な行為」を訴えた。

 バイデン氏が女性に示す親密な態度は、「政治的資産」(米メディア)と好意的に受け止められてきた面もある。かつて同氏に背後から肩に両手をかけられた写真が「セクハラでは」とネット上で話題になった女性は、今回のセクハラ告発を受け、「私を励まそうとしてくれた」と擁護した。