広島市のソースメーカーでは、新入社員たちに地元名物のお好み焼きの作り方を教えるユニークな研修が行われました。

広島市西区に本社のある「オタフクソース」では、全国のお好み焼き店にソースを販売しており、営業の最前線などで働くことになる新入社員たちにお好み焼きの作り方を教える研修を30年近く続けています。

ことしも入社したばかりの28人が、指導役を務める「お好み焼き課」の先輩社員から、お好み焼きの作り方を学びました。

まず、広島のお好み焼きには欠かせない薄い生地の作り方を学び、新入社員たちは直径20センチほどの大きさで、ちょうどよい厚さになるよう何枚も焼いて練習しました。

このあと、肉やキャベツなどを重ねて焼き、生地を上手にひっくり返す技を教わりました。

お好み焼きは、生地の中に蒸気をまんべんなく通すため、生地を押さえつけずに焼くのがおいしく作るコツだということで、新入社員たちはアドバイスを受けながら真剣な表情でお好み焼きを作っていました。

18歳の新入社員の男性は「出来栄えは50点ぐらいです。高校生気分がだんだんなくなり、社会人になった気がします。元号が新しくなる年に入社することで身が引き締まります」と話していました。

(ソースに動画があります↓)
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190403/k10011871961000.html