そもそも雇用の流動化の政策として、派遣業の業種の拡大とかをしたわけで、
それはどういうことかというと、
「タイムリーに労働力をお金で買いやすくしたい」という産業界の要望でそうなったわけ。

当然労働市場というのがあって、ちょうどそれが拡大したころに、
たまたまリーマンショックとかがあって需給バランスが崩れた時があったわけだけれども、
「団塊世代の引退」時代が来ることはだれでもわかっていたことだし、
将来労働力が不足することもわかっていた。
だから、そうなった場合、お金があるところが労働力を確保できて、
お金がないところには労働力が来ないってこともわかっていたのに、
省力化のための投資を怠った企業があって、
そういうところがつぶれているわけ。