大型クロマグロの漁獲規制が強化される中、一本釣り漁などを行う全国の沿岸漁業者が今月下旬、青森県大間町で会合を開き、漁獲枠の拡大など規制の見直しを国に求める要望書をまとめることになりました。

大型クロマグロ漁をめぐっては、資源保護のため去年7月から沖合漁業と沿岸漁業ごとに上限が定められるなど、漁獲規制が強化されました。

これに伴って沿岸で行われる大型クロマグロの漁獲量は減少し、一本釣り漁で有名な青森県の漁獲量は昨年度、前の年よりおよそ3割減少しました。

こうした状況を受け、全国の沿岸漁業者で作る協議会などは今月下旬、青森県大間町で会合を開き、対応を話し合うことになりました。

会合では、大規模な沖合漁業に比べて、沿岸で行う一本釣り漁やはえなわ漁などの漁業者は漁獲規制の影響を強く受けているとして、沿岸の漁獲枠を増やすことなどを国に求める要望書をまとめることになりました。

全国沿岸漁民連絡協議会の二平章事務局長は「よりよい制度の構築に向け、マグロの一大産地である大間町で、全国の漁師の声を結集させ発信したい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190406/k10011874731000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_021