https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190406/k10011875291000.html

四国こんぴら歌舞伎大芝居が開幕 香川 琴平町
2019年4月6日 16時54分

国内で最も古い香川県琴平町の芝居小屋で「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開幕し、中村勘九郎さんなど人気役者が情感豊かな演技を披露しました。

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は香川県琴平町にある現存する芝居小屋としては国内で最も古い、通称「金丸座」で毎年春に開かれています。

初日の6日は5つの演目が披露され、このうち、源氏から追われた平維盛をかくまったすし屋の家族に起きる悲劇を題材にした「義経千本桜 すし屋」という演目では、香川照之の本名でテレビや映画でも活躍する市川中車さんが父親を演じたほか、勘当された息子をNHKの大河ドラマ「いだてん」に主演する中村勘九郎さんが演じ、生き生きと情感豊かな演技を見せていました。

およそ700ある客席はいっぱいで、観客は舞台との距離が近い芝居小屋で繰り広げられる迫力のある演技に見入っていました。

初めて見に来たという大阪府の88歳の主婦は、「とても迫力があり感激しました」と話していました。

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は今月21日まで行われます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190406/K10011875291_1904061649_1904061654_01_02.jpg