東京 世田谷区を走る路面電車、東急世田谷線で、再生可能エネルギーの水力や地熱で発電した電力だけによる電車の運行が始まりました。

東急世田谷線は東京に残る数少ない路面電車の路線で、世田谷区の三軒茶屋駅と下高井戸駅の間、およそ5キロを結んでいます。

運行する東急電鉄は「低炭素・循環型社会」の実現につなげようと、世田谷線を走る10の車両で使う電力をすべて再生可能エネルギーで賄うことを決め、電力供給会社と新たな契約を結びました。

この契約で先月25日以降は東北電力が水力や地熱で発電した電力だけを使っていて、これまでと比較して、年間で東京ドーム半分ほどの二酸化炭素の排出を削減できる見込みだということです。

会社によりますと再生可能エネルギーだけで電車を運行するのは、一時的なものを除き全国で初めてだということです。

東急電鉄は「日常の足として利用されている鉄道なので再生可能エネルギーをより身近に感じてほしい」と話しています。

2019年4月8日 10時32分
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