※夜の政治
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 希望の党の中山恭子元拉致問題担当大臣は改選を迎える夏の参議院選挙に立候補せず、政界を引退する考えを明らかにしました。

 希望の党の中山恭子元拉致問題担当大臣は8日、みずからのフェイスブックに「7月の参議院選挙に立候補しないと決意した。心残りは、北朝鮮による拉致問題だ。安倍総理大臣のご指導のもとで、一刻も早く、拉致被害者が日本の土を踏み、ご家族の元に戻ることを切に願っている」などと書き込みました。

 中山氏は、NHKの取材に対し「新しい令和の元号が発表され、時代が変わるタイミングで決意した。ほかの選挙に立候補する考えはない」と述べ、政界を引退する考えを明らかにしました。

 中山氏は、参議院比例代表選出の当選2回で79歳。

 平成14年の小泉総理大臣の北朝鮮訪問のあと内閣官房参与として、北朝鮮による拉致事件の被害者や家族への対応に当たりました。

 そして、平成19年の参議院選挙に自民党から立候補して初当選し、福田改造内閣で、拉致問題担当大臣を務めました。

希望 松沢代表「本人の決断 受け止めたい」

 希望の党の松沢代表は、記者会見で「本人の決断ということで受け止めたい。拉致問題などでリーダーシップをとって頑張られていて、党の支柱でもあり、もう少し、頑張っていただきたいと思っていたが残念だ」と述べました。

2019年4月8日 13時48分
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