https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43525970Z00C19A4CR8000/

CA、整備士にも飲酒検査義務 国交省方針
2019年4月9日 19:28

パイロットらの飲酒問題を受け国土交通省は9日、航空会社の客室乗務員(CA)や整備士らに、業務開始前と乗務後のアルコール検査を義務付ける方針を固めた。微量でもアルコールが検知されれば業務を禁止する。今後、パブリックコメントの結果を踏まえて通達を出す。

同省は既にパイロットに関して飲酒基準を作成し、検査を義務付けている。緊急時に旅客の避難誘導を担うCAや、運航前の点検作業を手掛ける整備士などについても厳格な飲酒ルールが欠かせないと判断した。

パイロットと同様に検査には第三者を立ち会わせ、ストロー式のアルコール検査を義務付ける。飲酒が発覚した場合は同省へ報告しなければならない。航空会社職員の飲酒問題を巡っては、乗務中のCAからアルコールが検出された事例もあった。