血糖値を下げるインスリンが体内でつくれなくなる1型糖尿病の患者9人が、病状が改善していないのに国が障害基礎年金の支給を打ち切ったのは違法として処分取り消しを求めた訴訟で、大阪地裁(三輪方大裁判長)は11日、請求を認める判決を言い渡した。

 訴状などによると、原告は福島、大阪、奈良の3府県に住む27〜49歳の男女9人。いずれも未成年で発症し、成人後に障害等級2級と認定されて年間約80万〜100万円の年金を受給していたが、2009年に1人、16年に8人が「2級に該当しなくなった」として、厚生労働省から支給停止処分を受けた。

2019/4/11 15:50
共同通信
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