航空自衛隊では1人のパイロットは1人の戦闘機を任されます。つまり、事実、愛機になります。
それは機体毎に特性の違いが必ずありますから、緊急時には操縦桿のわずかな数ミリの違いでも
大きなトラブルの原因になるからです。
600ノット以上で飛行すると数ミリの違いは数100メートルの誤差になります。

今回の件は、一部の空軍関係者の中では指摘されているのですが、高度1万以上の低気圧下になるとエンジンの廃熱が上手く出来ず、
自動的に出力を急減させて、高度を5000メートルより下に急降下させられてしまうようです。
また、酸素発生装置に不具合があり、どうやら機体が緊急時の場合、システム上のデフォルトがあって、酸素供給までストップしてしまうようです。
東側の安全基準では考えられないお粗末なものですが、東側では酸素供給システムまで1つシステムにリンクしたりしません。
必ずパイロットを守るシステムは個別にします。射出座席も西側より簡素ですが確実に作動するものです。
酸素供給システムも平凡なものですが20G以上の高G起動時でも故障しません。70年代のシステムですが、原型は同じです。