【ワシントン共同】
国際宇宙ステーションと地上に分かれて1年間を過ごした双子の飛行士の体を詳しく調べると、宇宙では免疫に関係する遺伝子や腸内細菌の構成などに変化が見られたとする分析を、米航空宇宙局(NASA)のチームが12日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 微小重力では骨密度低下などが起きることが知られているが、チームは「長期の宇宙滞在による大きな健康影響はなかった」としている。

 NASAは月への有人飛行に加え、往復で3年近くかかる有人火星探査を構想中。データを詳しく調べて飛行士の健康を維持するための対策に生かす。

共同通信 4/12(金) 3:00
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