https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190415-00000141-spnannex-golf

タイガー・ウッズ(43=米国)が11年ぶりにメジャーを制したことで混乱状態?に陥ったのが各ブックメーカー。
大手のウィリアム・ヒル社の米国法人では13日の段階でウッズの優勝予想オッズを15倍に設定していたが、
この日に8万5000ドル(約952万円)を投じていた顧客がいたために、なんと127万5000ドル(約1億4280万円)の
“配当”を支払うはめになった。

スポーツ専門局のESPNによれば、単一イベントで同社が顧客1人に支払う金額としては史上最高額。
ドルで「7ケタ」におよぶ配当は過去3回あったが、いずれもNFLのイーグルスが戦前の予想を覆して
ペイトリオッツに勝った2018年のスーパーボウルのときのもので、ゴルフでは異例の「大番狂わせ」となった。

他の主要ブックメーカーでもウッズの優勝予想オッズは、20代のころのような一ケタではなく二ケタ。
2月にウッズのマスターズ制覇に対して13倍と設定していたスーパーブックス社には1万ドル(約112万円)を
投じていた顧客がおり、同社はこの1人だけで13万ドル(約1456万円)を支払うことになった。

次のメジャーは5月の全米プロだが、各ブックメーカーの間では15倍前後だったウッズの優勝オッズを8倍前後に修正。
マスターズで見せたウッズの底力を再評価する動きが出てきている。