0797名無しさん@1周年
2019/04/18(木) 20:45:54.99ID:d8NSjXiZ0>もしインフレになったら日銀はどんな判断をするのか見ものだね
ある年にインフレが4-5%、翌年にさらに加熱して7-10%のインフレになったとしよう
金融を引き締めしたなら、何が起きるかは分かるはずだから、その選択肢は無くなっている
しかしミニバブルや資産バブルは予想もしない商品や層で膨張して制御も難しいので、金融引き締めが
絶対にないと分かったら、虚業・ねずみ講がインフレ軌道に乗せてくれるわけだ
それでバブルを破裂させて不良債権が大量に発生するハードランディングか、インフレ率が7-10%を耐えるかという局面が来たら面倒なことになる
インフレが4-5%、翌年にさらに加熱して7-10%になったとしよう。金融引き締めは金利が上がるので返済は厳しい状況になる
税金を上げるのもそう簡単にはできないし、日本や他国の例を見ても一定限度を超えた増税は不可能に近いほどの難易度だろう
それにこれ以上民間から政府に富を移転させるのは経済としてこのましくない
ちなみに日本の税収が60兆円で名目GDPが548.9兆円、GDPの11%の税収があるとして、純債務GDP比率がGDPの155%だ
GDPが増えたところで、税収がGDPの20-30%にいくのは難しいだろう
仮に金利が3%程度に上昇するのであれば、GDP成長のための新規国債発行は雪だるま式に借金を増やしていくだろう
MMTの主張をそのまま実行して、借金で経済成長を追求すると純債務GDP比率は200%、300%と上昇してもおかしくなくなる
そうなると金利上昇への耐性は一段と弱くなる
MMTを主張する連中は金融緩和を維持する前提で、インフレ時に何をどうするつもりか明確な処方箋を明示すべきだろう
●ポール・クルーグマン(ニューヨーク州立大学、経済学者) 2019年2月12日 ニューヨークタイムスへの寄稿
「債務については、経済の持続可能な成長率が利子率より高いか低いかに多くを左右されるだろう。もし、これまでや現在のように成長率が利子率
より高いのであれば大きな問題にならないが、金利が成長率より高くなれば債務が雪だるま式に増える可能性がある。