あと、経済が成長して、給料も上がれば、借金が増えても問題ないって
のは、それだけだと正しい。
でも、日本の根本的な大問題を理解してないにも程がある。

平成になってから日本があんまり成長してない間に、世界経済は
4倍になり、給料も上昇、中国の都市部の給料は8倍になった。
日本の給料なんかそんなに上がってすらいない。

日本の一人あたりGDPはかつてアメリカについで世界2位。
それが、ずるずる下がりまくって、現在は25位で、イスラエルや
ニュージーランドにも抜かれて、もう先進国というのも恥ずかしいレベル。
エンゲル係数ももはや先進国とは言えないくらい高い。

世界経済全体に対する、日本のGDPは平成元年には17パーセント
だったのが、、現味は6%で、日本経済は世界から見たら、
もう衰退の連続。
もう主要国でもなくなりつつある。
つまり歴史規定に衰退してるのに、借金を増やしたら成長できるんだ、って
嘘で、ごまかしてるだけ。

老人人口が拡大し、もはや人口の半分は働いてすらないし、経済に
貢献すらしていない。
彼らの膨大な生活費は、月額20万円とすると、2200兆円もかかる。
若い人、働く人はg軽減してるから、彼らがそんなお金を支払える
はずもない。
だから年金すら借金して払ってる国が日本なわけよ。

で、年金も借金しないと払えない国では、借金を正当化するために、
今後、経済が成長するためには、莫大な借金が必要なんだ、
借金で経済が伸びるんだ、って言い続けて、借金が雪だるま式に
膨らみまくった。

その結果が借金1100兆円で、たった1年の国家予算が100兆円越え。
国債が下がるのを防ぐために、日銀が国債を高値で買い取り、全世界での
保有量の4割をすでに日銀が買ってしまった。

つまりほんのわずかな金利の変動でも、株も買い取ったから、株価の下落
だけでも、日本の中央銀行が債務超過にいなって瀕死状態になるって
状況まで追い詰められた。
株が下がるだけでも日銀は債務超過になるんだが、日本株なんて2000年
以降でも、そんなの2回も起こってることで、今後も必ず起こる。
つまり10年後かもしれないが、日銀の債務超過は必ず起こる。
(当然政府が途中で税金を使って救済するけど)

じゃ、経済がのびたのかよ、っていうと、上に書いたように世界経済の
17%から6%へ激減。
一人あたりGDP世界2位から、世界25位でイスラエルにも負けちゃったわけね。

でも、なんでそういう危機感がないのかっていうと、もう老人が増えすぎて
国民の半分が働かなくて、老人の生活費を支えようと覆ったら、若い人の
税金や年金の支払いを、すさまじく上げるしかないけど、そんなことを
やると選挙で落ちるから、わかってても言わない。
生活保護も、大阪なんかそれを支払うために、一般世帯が毎年20万円も
負担してて、これ以上増えたら一般家庭への影響が多すぎて無理よ。

OECDが日本は消費税を26%にしないと危ないって提言されてるのは
世界の専門家から見た、極めて当たり前の話なのよ。
若い人が負担しなくちゃいけない金額も、若い人が貧乏で、そんなこと
言えないから、借金で全部賄ってるだけよ。