公共事業の問題は、山のようにある。
政府の財源は借金。
つまり、1兆円ばらまくには、1兆円の借金してばらまくだけ。
で、公共投資をどの業界にいれるかっていうと、選挙の票を
いっぱい持ってるとこになる。
それは土建関連。
工事、コンクリや鉄の資材、ブルドーザーやダンプカーなんかの
重機とかでこれが家族票も含めると1000万票。

で、日本はその業界が肥大した状態。
政府が、借金問題で予算とちょっとだけ削ったら、その膨大な
産業が日本全体を不景気にして、失業者を山のように出す。
で、また借金して増やせって、悪循環にハマる。

それと同時に、日本の産業が歪んでしいまい、たとえばアメリカ
みたいに、製造業が低下したら、アマゾンやフェイスブック、アップル
が急成長して、産業を支えたりする、産業構造の転換が日本では
起こらなくなった。
その替わり土建業者の数はアメリカの70倍。
オリンピックが終わったら、いっきに不景気がやってくるから。

つまり特定産業を補助うすることで、日本の産業全体がゆがんでd
しまい、逆に成長できなくなっちゃってこと。

日本はかつて減反政策に何十兆円もかけて零細農家を保護した。
零細農家が助かったから良かってねって話にはならない。
それを50年やってる間に、世界では農業が機械化されて、
日本の農家が一世帯1.4ヘクタールしか耕作できないのに、
世界では機械化で一世帯がその100倍できるようになった。
結局50年以上、政府の補助が続いた。そういうのが現実なのよ。

政府がお金を出せばいいってもんじゃないわけ。
日本で古い産業を保護するために、成長産業が出てこなくなった
ことのほうが問題なわけ。