https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190417/k10011886891000.html

ノートルダム大聖堂で起きた大規模な火災について地元の検察は、火災報知器が20分ほど間隔をあけて2度鳴り、
そのあと屋根裏で火が確認されたことを明らかにしています。

これについて、アメリカのCNNテレビは、15日の午後6時20分、ミサの最中に火災報知器のサイレンが鳴り、
警備員が避難を始めたものの、その際、火の気は確認できなかったということです。

そして、23分後の午後6時43分に再び報知器が作動したときに火が見えたと、消防当局の話として伝えています。

当時、中にいた信者は「最初のサイレンが鳴っても中にいた人たちは移動しようとせず、警察が司祭に対して
外に逃げるよう促していた」と話していたと伝えています。

イギリスの新聞、デイリーメールは「被害の広がりを食い止めることはできなかったのか」との見出しで当時の状況を伝えています。

それによりますと、地元の検察の話として、15日午後6時20分に報知器が鳴ったため、消防隊員が現場に駆けつけたということです。

しかし、この時、火は確認されず、隊員は大聖堂の中にとどまっていましたが、最初の警報から23分後の午後6時43分に
2度目のサイレンが鳴った時には屋根裏に火が回り始め、すぐに消し止めることができなかったとしています。

また、アメリカのABCテレビは「当局はこの23分間を調べている。長く複雑な調査になる」と伝えています。