政府は17日、大規模火災で損傷したパリのノートルダム大聖堂の再建を支援する検討に入った。政府関係者によると、修復のための技術的支援が中心で、フランス政府からの要請を踏まえて準備を進める。安倍晋三首相は22日からの欧米歴訪で日仏首脳会談に臨み、マクロン大統領に協力方針を直接伝える。フランス国民との連帯を示すため、首相が大聖堂に足を運ぶ案も浮上している。

大聖堂再建に向けて仏国内や国際社会から寄付などの支援の動きは広がっており、日本としても存在感を示す狙いがある。専門技術者の派遣や、文化財の防火対策での助言などが検討されている。政府関係者は「できるだけの対応をしたい」と強調した。

2019年04月17日17時34分
時事ドットコム
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