2019年4月19日 16時09分

これまでに3匹しか確認されていない、キタチョウチンアンコウとみられる魚が青森県の八戸港に水揚げされ、注目されています。

今月11日、八戸市の沖合で操業していた漁船の底引き網に、突起の先端が2つに分かれたアンコウがかかり、水揚げされました。

国の研究機関の東北区水産研究所の職員が、京都大学やアメリカの専門家に依頼して調べたところ、これまでに3匹しか確認されていない、非常に珍しいキタチョウチンアンコウの可能性が高いことが分かりました。

水揚げされたアンコウは、体長がおよそ25センチ、体重は900グラム余りで、アンテナのような突起は獲物をとる際に使うということです。

今後、標本として保管されることになっています。

東北区水産研究所は「チョウチンアンコウの多様性を知るうえで非常に重要な発見だ。今後は何種類のチョウチンアンコウがいるか解き明かしたい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190419/k10011889501000.html
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