急増『前立腺がん』… 2020年以降“1番多いがん”と予測 その発見と治療法は
4/20(土) 18:04配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190420-00010006-fnnprimev-hlth

医師「早期では症状が出ない」
国立がんセンターの統計によると、最近では、がんにかかる確率が男性62%・女性46%とおよそ「2人に1人」が、がんにかかる時代だ。

そんななか、2020年以降、1番多いがんになると予測されているのが、「前立腺がん」。
先日、演出家の宮本亜門(61)さんが公表したのも前立腺がんだが、胃がんや肺がん、大腸がんなどと比べて、詳しく知られていない。

いったいどんな病気なのか…
男性:
「分からない。年配の方とかが、なりそうなイメージです」

別の男性:
「知らないですね」

女性:
「主人がなって、働けなくなったら困ります」

あまり知らないという人が多いという「前立腺がん」。そもそもどんな「がん」なのか?
豊富な治療実績がある愛知県の刈谷豊田総合病院を訪ねた。

Q.前立腺がんとは、どこにできるどんな病気か?

刈谷豊田総合病院(泌尿器科)田中国晃副院長:
男性の膀胱の下に『前立腺』があります。がんは前立腺の外側にできやすいんですね、尿道から離れているので早期では症状が出ない。進行すると尿道が圧迫しておしっこが出にくいとか、血尿が出るなどの症状がでてきます
高齢化で患者数増 検査の普及も要因
前立腺がんは、50代以上の男性に見つかりやすく、さらに高齢社会で患者数が増加している。

Q.なぜ前立腺がんが急増しているのか?

田中副院長:
1つは高齢化ですね、高齢男性の病気なので。2番目は食事の欧米化ですよね。もともと前立腺がんは日本人に少ないと言われていたんですけれど、環境の変化で増えてきました

一般的にゆっくり進行して、早期発見では治る可能性が高いが発見が遅れると骨に転移しやすいという特徴もある。

もう1つ増えた要因は、血液を採るだけで分かるという「PSA検査」の普及だ。

「前立腺がん」にかかると「PSA」と呼ばれるたんぱく質が血液中に漏れ出す。採血をして、このPSAを測定するだけで、高い精度で「前立腺がん」の可能性が分かるようになった。

この検査のおかげで早期発見での治癒が可能となった。PSA検査は健康診断や人間ドッグの際、3000円ほどのオプションで受けられる。

田中副院長:
「前立腺がんは早期に見つかれば、治るがんなので、PSAの検診を50歳以上になったら必ず受けていただくのがいいと思います」

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