0.5票差で落選、福井の議員選挙

池田町、大きく響いた「1票の重み」

 4月21日に投開票された福井県の池田町議会議員選挙。11人が
立候補し8議席を争い、次点となった候補者は0.584票差という
僅差で涙をのんだ。

 1票未満の差がついたのは按分(あんぶん)によるもの。按分とは、
同じ姓名や同姓、同名の候補者が複数いて、投票用紙にその姓名や
名字または名前のみの記載があった場合、既に得ている票数に応じて
票を割り振る仕組み。小数点以下の端数になることがある。

 池田町議会議員選挙で8番目の得票で当選した候補者は155票、
次点の候補者は154.416票だった。同町は人口2568人
(2019年3月末現在)で県内で最も人口の少ない町で、同町議選の
投票者数は1953人。トップ当選の得票と次点の差も約80票で、
まさに「1票の重み」を感じさせる結果となった。


福井新聞(2019年4月22日 午前7時20分)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/840150