先月、徳島県内の量販店で女性のスカートの中を小型カメラで盗撮したとして逮捕された高知県内の公立中学校の男性教諭について、県教育委員会は停職12か月の懲戒処分としました。男性教諭は24日付けで退職したということです。

停職12か月の懲戒処分を受けたのは、津野町の公立中学校の尾原慶祐教諭(33)です。

県教育委員会によりますと、尾原教諭は、先月末、徳島県藍住町の量販店でズボンの裾に取り付けた小型カメラで女性のスカートの中を盗撮したとして、徳島県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕され、その後、罰金40万円の略式命令を受けたということです。

県教育委員会に対し、教諭は「興味本位で盗撮をした。カメラは100円ライターほどの大きさで、2、3年前にインターネットで購入した」などと説明したうえで謝罪の言葉を述べたということです。

このため、県教育委員会は「非常に悪質な行為で教育公務員の社会的信用を著しく失墜させるものだ」として、教諭をきょう付けで停職12か月の懲戒処分にしました。処分を受け、教諭は退職したということです。

会見した県教育委員会小中学校課の黒瀬渡課長は「県民の信頼を裏切り、深くおわび申し上げる。不祥事の根絶に向けた取り組みを推進していく」と陳謝しました。

04月24日 19時02分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190424/8010004924.html