伊香保温泉の名物になっている石段街には「ペヤング祭り」が実施期間中、湯切りをイメージした巨大オブジェが登場。SNSなどで写真が拡散され、知名度が上がった(2018年11月27日付より)
 群馬県渋川市の伊香保温泉街で温泉地活性化企画「伊香保温泉ペヤング祭り」が実施された2018年12月〜19年3月の宿泊者数が前年同期より1万6972人(5.1%)増えて34万6638人となったことが24日、市のまとめで分かった。

◎石段街に巨大オブジェ設置 「攻めた」企画奏功
 イベントを主催した温泉総選挙事務局(東京都)によると、観光客が現地の様子を会員制交流サイト(SNS)で投稿したことで、幅広い世代に波及し、知名度が上がったことが主な要因とみられる。

 露天風呂の入浴者数は約1700人、石段街周辺の市営駐車場の利用者数は約6300人それぞれ増加。商品パッケージがデザインされた伊香保ロープウェイの利用者は約7300人増えた。

 市観光課は「SNSなどで話題になり、多くの人に訪れてもらった。今後も観光客の増加を目指したイベントを打ち出せれば」としている。

 イベントは、同事務局とペヤング製造販売のまるか食品(伊勢崎市)、渋川伊香保温泉観光協会が連携して企画。高さ約1.9メートルの巨大なペヤング型モニュメントを石段街に設置したほか、ペヤングをデザインしたタオルや絵馬などを販売した。

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[2019/04/25]
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