都営浅草線レール破断は腐食等が原因
2019年4月25日 18時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190425/k10011896591000.html
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都営地下鉄の浅草線でことし1月と2月に見つかったレールの破断は、トンネル内の漏水によるレールの腐食などが原因とみられることが分かり、東京都交通局は腐食が進んだレールを早期に交換するなどの再発防止策を進めることにしています。

都営地下鉄の浅草線でことし1月と2月に相次いでレールの一部に破断が見つかった問題で、東京都交通局は25日、破断の原因と対策を公表しました。

それによりますと、1月20日に浅草駅と本所吾妻橋駅の間で発生した破断は、急カーブしたレールの部分にトンネル内の漏水による腐食が起き、その後も列車が走行した結果、亀裂が入ったことが原因とみられています。

また2月1日に泉岳寺駅と三田駅の間で発生したレールの破断は、レールの車輪と接する面にわずかな段差ができ、車輪からの衝撃が繰り返しレールに加わって亀裂が入ったことが原因とみられています。

これを受けて都の交通局は、都営地下鉄の全線について、急カーブの部分で腐食が進んでいるレールをことし6月末までに交換することや、レールに段差がある場合、削って平らにすることなどの再発防止策を進めることにしています。