https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190426/0028960.html

警察官が警察車両を無免許運転か
04月26日 17時33分

埼玉県の川越警察署に勤務する22歳の女性巡査が無免許で何度も警察車両を運転したとして、道路交通法違反の疑いで書類送検されました。
巡査は26日付けで停職の懲戒処分を受け、依願退職しました。

書類送検されたのは、川越警察署の刑事課に所属する22歳の女性巡査で、警察によりますと、ことし1月、無免許だったにもかかわらず、勤務中4回にわたって警察車両を運転したとして道路交通法違反の疑いがもたれています。
巡査が使った車両が警察署の敷地内で当て逃げの被害に遭い、その捜査の過程で運転免許証を持っていないことが発覚したということです。

埼玉県警では運転免許証の取得状況について年に2回、書面で確認していますが、この巡査は免許証を持っているとうその申告をしていたということです。
また、上司も免許証を直接、確認していませんでした。
調べに対し、巡査は「免許がないと刑事課から外されると思った」などと話しているということです。
県警はこの巡査を26日付けで停職6か月の懲戒処分にし、副署長など上司3人を口頭での注意処分にしました。
巡査は依願退職したということです。

埼玉県警察本部の近藤勝彦首席監察官は、「県民におわびするとともに今後は指導を徹底し再発防止に努めます」とコメントしています。