12 時間前
 【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領は24日、野党・民主党が多数を占める議会下院でロシア疑惑などの追及を強めていることに関し、ホワイトハウスで記者団に「全ての召喚状と戦う」と述べ、徹底抗戦する考えを示した。対立は法廷闘争に発展し、長期化する可能性が出ている。

 トランプ氏はロバート・モラー特別検察官によるロシア疑惑の捜査が「米国史上、最も徹底的なものだった」と主張し、「共謀も司法妨害も見つからなかった。彼らは私の財務や納税状況も調べたはずだ」と述べ、新たな調査は不要だとの立場を強調した。「民主党は2020年米大統領選で勝とうとしている」とも指摘し、民主党の追及攻勢は大統領選を意識したものだとけん制した。

 民主党はロシア疑惑の解明のため、マクガーン元大統領法律顧問に召喚状を出し、議会証言を求めた。トランプ氏を巡る税逃れ疑惑では、トランプ氏の納税記録を召喚状で要求した。

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