https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190427/k10011899261000.html


ワシントン条約締結国会議が延期 スリランカのテロ事件受け
2019年4月27日 17時09分テロ

スリランカで同時爆破テロ事件が起きたことを受けて、来月、現地で開催が予定されていたワシントン条約の締結国会議が延期されることになりました。

絶滅のおそれがある野生生物の国際的な取り引きを規制するワシントン条約の締結国会議は、来月23日から6月3日までスリランカの最大都市コロンボで開かれる予定でした。

しかし、今月21日に同時爆破テロ事件が起きたことを受けて、条約の事務局は26日、スリランカ国内の安全に懸念があるとして、会議を延期すると発表しました。どの程度延期するか、具体的な日程は明らかになっていません。

条約の事務局は「国連安全保安局の助言を受け、各国の代表団の安全確保に努めている。スリランカ政府には延期の判断を尊重するよう求めたい」としています。

今回の会議では、日本への密輸入が問題となっているカワウソ類の商業目的での取り引き禁止を求める議案がアジア各国から出されていたほか、すべての締結国の国内での象牙の取り引きの禁止を求める議案などが審議される予定でした。