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上から目線の失敗宣言で炎上した「就職氷河期」改名騒動
NewsInsight
2019年04月29日 14:34
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日本政府が、「就職氷河期世代」の名称を「人生再設計第一世代」と変更して炎上したそうだ。

ただ、国のやることというのは「まず1回燃えろ。話はそれからだ」という印象があるため、山火事の中で行われるBBQの如く、他の炎上に比べて目立たない気がする。

就職氷河期世代というのは、バブル崩壊後に卒業期を迎えた30代半ばから40代半ばの人間、約1700万人を指し、この世代には現在も無職や非正規雇用が400万人弱いるといわれている。ちなみに私も、この400万人の中の1人だ。

私が現在無職なのは時代のせいかというと甚だ疑問であり、むしろ時代のせいにできる時期に社会人になって良かったとさえ思っているが、この時期に「時代が悪かった」せいで、就職を逃した人が多くいるのも事実である。

そういった背景があるにもかかわらず、「人生再設計第一世代」などと呼ぶのは、まるで本人がボンクラだったせいで就職を逃し、人生失敗したみたいではないか、と大いに燃えた次第である。

氷河期世代には私が含まれているので、ボンクラの数は0ではないが、おそらく残り399万9999人は、能力があるのに時代のせいで就職できなかった人であろうから、あらぬ誤解を与えるネーミングなのは確かだ。

政府の「テコ入れ」改名、その目的は
(リンク先に続きあり)

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