東京・文京区の中学校で秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまの机に刃物が置かれていた事件で、逮捕された男は事件の数日前から都内のホテルに滞在していたことが捜査関係者への取材でわかりました。数日前から機会をうかがっていたとみられ、警視庁は1日、男が住所地としていた京都市の関係先を捜索し、動機などを捜査しています。

先月26日、東京・文京区のお茶の水女子大学附属中学校の教室で、ナイフ2本を棒の片側の先端にくくりつけてやり状にしたものが悠仁さまの机に置かれているのが見つかり、警視庁は、職業不詳の長谷川薫容疑者(56)を建造物侵入の疑いで逮捕しました。

警視庁は1日午前9時前、長谷川容疑者が契約書類などに自宅の住所として記していた京都市西京区にある集合住宅の1室を関係先として捜索しました。

その後の調べで、長谷川容疑者は事件の数日前から都内のホテルに滞在していたことが捜査関係者への取材でわかりました。

そして工事業者を装う際に使ったヘルメットやナイフをホームセンターなどで次々に買いそろえていったということです。

長谷川容疑者はその後の調べに対し、ナイフを置いたことについても認める供述をしているということで、警視庁は、数日前から準備を進めるなど機会をうかがっていたとみて、動機などを捜査しています。

2019年5月1日 11時42分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190501/k10011902941000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190501/K10011902941_1905011135_1905011142_01_02.jpg