アメリカと北朝鮮の非核化に向けた協議が中断する中、今月、アメリカ政府の高官が韓国を訪問する方向で調整が進んでいることが分かりました。
物別れに終わった2回目の米朝首脳会談以降、アメリカ政府の高官が韓国を訪れるのは初めてで、北朝鮮の制裁の緩和を目指す韓国に、安易に妥協すべきではないとの立場を伝えるものとみられます。

韓国政府の複数の関係者によりますと、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官が、今月28日から韓国を訪問し、大統領府のチョン・ウィヨン(鄭義溶)国家安保室長などと会談を行う方向で調整しているということです。

2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、アメリカ政府の高官が韓国を訪れるのはこれが初めてとなります。


また、これに先立ち今月8日からはアメリカの国務省で北朝鮮問題を担当するビーガン特別代表も韓国を訪問し作業部会を開くということです。

北朝鮮の非核化は、具体的な進展が見られていませんが、韓国の文在寅大統領は信頼醸成のためだとして、北朝鮮への制裁を緩和すべきだと強調しています。

これに対しアメリカ政府は、北朝鮮が非核化に向けた具体的な措置を取るまでは制裁を維持すべきだとしていて、ボルトン補佐官は改めてアメリカの立場を伝えるものと見られます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190501/k10011903541000.html

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