火元男性「本当にやりきれない」

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20190509/3020001655.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

8日、住宅が密集する金沢市金石地区で工場と住宅を兼ねた建物が全焼するなど
合わせて15棟が焼けた火事で、火元となった工場の経営者が
「家族が無事ではあったが工場をたたまざるを得ず、本当にやりきれない」胸の内を語りました。

8日午前3時ごろ、金沢市金石西で紙尾政一さん(70)が経営するかまぼこ板の製造工場と
住宅を兼ねた建物から火が出ました。
この火事で木造2階建ての工場兼住宅、およそ580平方メートルが全焼したほか、
周辺の倉庫など4棟が全焼し、10棟が半焼や一部が焼けました。
この火事でけがをした人はいませんでした。
この火事について、紙尾さんが、NHKの取材に応じ当時の状況を語りました。

紙尾さんは、「住居部分で寝ていたところものすごい音と火の明るさで起きました。
妻を起こして息子と一緒に逃げることができ無事でした。自分の工場を一から再建しなければいけないが、
跡取りもいないので工場をたたまざるを得ず本当にやりきれない思いだ」
と語りました。

警察と消防が現場検証を行ったところ工場の部分が最も激しく燃えていたということで
消防などは9日も紙尾さんなどから聞き取りを行い、火事の詳しい原因を調べています。

現場は木造家屋が密集している地域です。

一方、9日午前5時半ごろ、金沢市平等本町のキゴ山で、のり面の下草など
およそ1000平方メートルが燃える火事がありましたが、けがをした人はいませんでした。
消防車などおよそ10台が出動して消火活動にあたり、火は、およそ40分後に火は消し止められました。

県内には全域に乾燥注意報が出ていて、気象台が火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。
05/09 13:36