秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまの学校の机に刃物が置かれていた事件を受けて、宮内庁は事件の報告を受けられた際の悠仁さまについて「驚かれたご様子だったと伺っている」と説明しました。

先月26日、悠仁さまが通われる東京 文京区のお茶の水女子大学附属中学校で、悠仁さまの机に刃物が置かれているのが見つかり、警視庁は、職業不詳の男を建造物侵入の疑いで逮捕しました。

皇嗣となられた秋篠宮さまとそのご一家を支える宮内庁の側近部局トップの加地隆治皇嗣職大夫は、定例の記者会見で、悠仁さまが、当日夕方から東京都外に出かけられていたことを明かしたうえで「当初、事件という認識は生徒たちにはなかったと学校から伺っている」と話しました。

宮内庁は、翌朝に事件を把握し、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまに報告したということで、その際の悠仁さまについて「驚かれたようなご様子だったと伺っている」と説明しました。

その後、悠仁さまは予定を切り上げて東京に戻られたということです。

また、秋篠宮ご夫妻のお気持ちについて「学校関係の皆さんが大変不安に思っているだろうと心配されているというふうにお見受けしている」と述べました。

学校では事件を受けて連休明けの授業の再開を今月13日まで延期しているということで、加地皇嗣職大夫は「大学を中心として警備関係者が対策を講じていると伺っており、今後とも連携してお支えをしていきたい」と話しました。

2019年5月10日 19時08分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190510/k10011911931000.html
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