身近な診療所大幅減 人口減、医師の一極集中も 鹿児島県

 「身近なお医者さん」として、地域医療を支えてきた診療所数が、
鹿児島県内で大幅に減少している。病床が19床以下の有床診療所数をみると、
2004年の491に比べて16年は約3割減の345(厚生労働省調べ)。
人口減に伴う経営悪化が影を落としており、経営者は「後継者を探したいが、
現状を考えれば難しい」と訴える。
 厚労省によると、2016年の大崎町、曽於市、志布志市からなる曽於医療圏の
人口10万人あたり医師数は97人。最多の鹿児島市を中心とした鹿児島医療圏は
378人で、曽於医療圏の約4倍だ。鹿児島医療圏は04年と比べても19%増えており、
医師の一極集中化が進んでいることがうかがえる。


南日本新聞(2019/05/10 22:20)
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