徳島県内の男子中学生らにわいせつな動画を送らせたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造、提供)の罪などに問われている青森県黒石市の会社員の男(25)の初公判が10日、徳島地裁であった。検察側は、被告が女子中学生に成り済まして犯行に及び、7府県に住む12〜14歳の男子9人が被害に遭ったと明かした。

 検察側の冒頭陳述などによると、被告はインターネット上の掲示板に「(私は)中2女子」などと投稿。連絡してきた相手に「性器を撮影した動画を送ってくれれば自分も送る」などと持ち掛け、わいせつな動画を自分の携帯電話に送信させた。あらかじめ入手した女児の動画を被害男子に送り、女子中学生と思い込ませていたという。

 被告は送られてきた3人の動画をサイトに公開し、報酬を得ていた。

 起訴状などによると、昨年5〜11月に徳島、大阪など7府県の12〜14歳の男子9人に裸の動画を撮影させ、自分の携帯電話に送信させて保存したなどとしている。

 公判で被告は起訴内容を認めた。

徳島新聞
https://www.topics.or.jp/articles/-/199982