2019年5月12日 11時15分
朝日新聞デジタル

 兵庫県姫路市で10日に開かれたイベントで、医師の資格をもつ同市の清元秀泰市長が、会場で突然倒れた男性に救命措置を施した。

 男性は回復し、一命を取り留めた。

 清元市長によると、同市本町の「三の丸広場」で催された薪能の会場で、祝辞を述べるために待機していたところ、市職員に呼ばれて異変に気づいた。清元市長は心肺停止に陥った男性に心臓マッサージをし、持ち込まれた自動体外式除細動器(AED)で措置。男性は息を吹き返したという。

 清元市長は東日本大震災の被災地でも医療活動をし、AEDの講師役を務めた経験もあるという。清元市長は「急なことで驚いたが、専門家なので、冷静に対応しました」と話した。(直井政夫)

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