大津市大萱(おおがや)6の滋賀県道交差点で車同士が衝突し、巻き込まれた保育園児ら16人が死傷した事故で、現場近くに設置された献花台には
12日も多くの市民らが訪れ、亡くなった園児2人の冥福を祈った。献花台は花や菓子、ジュースなどが山積みとなり、小さな命が無残に奪われた
悲しみの深さが伝わる。

 歩道上にあった献花台は大量の献花などで道幅が狭くなり、歩行者が危険にならないよう12日午前、地元住民らによって近接する空き地に移された。

 献花に訪れた同県草津市の無職の女性(70)は「私も13歳の時に祖父を交通事故で亡くしたので、やるせない」。幼い命が犠牲になる交通事故が
各地で相次いでおり、保育園に通う5歳の息子がいる京都府城陽市の男性会社員(42)は「何の落ち度もない子供の命が奪われるようなことは今後、
あってほしくはない」と願った。【菅健吾】

毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190512-00000031-mai-soci
供えられた花束やお菓子が山積みになった事故現場付近。奥は車が衝突して曲がったフェンス=大津市で2019年5月12日午後1時41分、山崎一輝撮影
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