15日広島市中心部などの上空でアメリカ軍の輸送機オスプレイとみられる機体が相次いで目撃されました。 こちらは、RCCが広島市中区寺町で、15日午後7時ごろに撮影した映像です。 
2つの機体が南東から北西の方向に上空を飛行していました。 アメリカ軍の輸送機オスプレイとみられます。 県によりますと、この日、オスプレイとみられる機体の目撃情報は、広島市の平和公園近辺から4件、北広島町から3件寄せられました。 
また、これとは別に、広島市に対して、安佐南区や安佐北区から同じような目撃情報が7件寄せられたということです。 
県と広島市は、「騒音や不安などの苦情が寄せられている。広島市中心部のような人口密集地はもちろん、市街地での飛行はやめてほしい」と話しています。 

ところで県は、アメリカ軍機のものとみられる騒音について、昨年度の測定状況を17日発表しました。 
それによりますと、「かなりうるさい」と感じる70デシベル以上を観測した回数は、県内6か所の測定地点で4969回にのぼり、前の年度の1・3倍に増加しました。 
このうちアメリカ軍岩国基地からの飛行ルートに近い大竹市阿多田島は3182回で前の年度の1・4倍、江田島市沖美は169回で1・9倍に達したということです。 
背景には、アメリカ軍岩国基地で去年3月、空母艦載機部隊の移駐が完了し、およそ120機の航空機を抱える極東最大級の基地になったことがあるとみられています。

ニュース映像
http://news.rcc.jp/?i=2980&;_ga=2.59659246.2116220221.1558109057-2000422710.1558109057#a