「もうなくしません」 飛行機代を借りた高校生、恩人の医師と再会 6万円返す
2019年5月21日 18:31
 
沖縄工業高校2年の崎元颯馬(そうま)さん(17)が、帰省直前に財布をなくした際に
飛行機代6万円を貸してくれた埼玉県の医師・猪野屋(いのや)博さん(68)と21日、同校で再会した。

猪野屋さんは、颯馬さんを見るなり「久しぶりだな」と自ら手を差し出して握手し、
うれしそうに顔をほころばせた。
 
「あの時は本当にありがとうございました。おかげで伯父の葬儀に出られました」と頭を下げた颯馬さん。
猪野屋さんの笑顔を見るとほっとした様子で、感謝の言葉を伝え、封筒に入れたお金を無事返金した。
 
颯馬さんは4月24日、伯父の葬儀のため実家の与那国島へ帰ろうとしていたが、
モノレールで那覇空港駅に着いた際、財布がないことに気付いた。途方に暮れていたところ、
猪野屋さんが声を掛け、飛行機代を貸してくれた。
 
猪野屋さんは「言葉少なで困った様子の彼を見て、詐欺師ではないだろうと思った」と振り返る。
でも「貸したお金は返ってこないと思っていた。埼玉に戻った後、友人たちには『だまされたんだよ』と言われた」
と苦笑いする。
 
今月10日、ウェブニュースで颯馬さんの記事を見た時は、涙が出るほど感動したという。
「人に裏切られることも多い時代に、お互いを大切に思ったからこそ再び会うことができた。
これからも、相手を思う気持ちを大切にしてほしい」と話した。
 
「自分も困っている人の話に耳を傾けられる大人になりたい」と颯馬さん。
「感謝の気持ちが伝われば」と授業で習った技術を生かし、
猪野屋さんと颯馬さんの名前に「感謝」の文字を刻んだ自作の文鎮もプレゼントした。
 
猪野屋さんの来県に合わせて与那国島から駆け付けた父の恒男さん(48)は、
与那国花織の名刺入れや、実家が経営する崎元酒造の古酒を贈った。
 
すると、猪野屋さんからもサプライズで颯馬さんに贈り物が渡された。
包みを開けると、中には二つ折りの財布。颯馬さんは「もうなくしません」と集まった報道陣を前に宣言し、
猪野屋さんを笑わせた。

沖縄タイムス https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/422620
「プレゼント交換」の品を手に記念写真に納まる沖縄工業高校2年の崎元颯馬さん(右)と
猪野屋博医師=21日、沖縄工業高校
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崎元颯馬さんが恩人の猪野屋博医師のために、製作しプレゼントした文鎮=21日、沖縄工業高校
https://www.okinawatimes.co.jp/mwimgs/7/c/-/img_7c6a19ae9401cde9295c1d61c87a835021545.jpg


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